DeNA山崎康晃投手(29)が契約更改に臨み、現状維持の2億8000万円でサインした。7年目は2軍キャンプから出直し、後半戦は9回を務めたこともあった。苦しんだが60試合に登板し、3勝2敗27ホールド1セーブ、防御率3・27の成績を残した。通算200セーブまであと30に迫る。「来年はクローザーに戻って満員の横浜スタジアムで、ヤスアキジャンプで9回を締めたい。(守護神は)特別。1人しかいない」とチーム内競争を勝ち抜く覚悟をみせた。

取得した国内FA権を行使せず、残留を決めた。今年、最愛の母ベリアさんを亡くしている。「ベイスターズで何とか優勝したいですし、家族の思いが強くそこにあるので。お話しできない部分もあるんですけど、何とか形で表現できたらいい」。19年オフからは交渉の席で、球団に将来的なメジャー挑戦の意向を伝えてきた。「横浜のために来年は優勝する。その先に自分の夢もあります」と、改めて海外挑戦への思いも口にした。