阪神の及川雅貴投手(20)が同期への嫉妬心を推進力に変える。今季は1軍デビューから39試合に救援登板してプロ初勝利を含めて2勝3敗10ホールドと躍進。ただ同じ高卒2年目のオリックス宮城が13勝で新人王、ヤクルト奥川は9勝で新人特別賞に選ばれており、「本当にすごいことだと思いますし、悔しい気持ちもすごいある」と複雑な思いを明かした。負けじと、先発に挑戦する来季3年目の目標を「最多勝利や勝率」と掲げた。

横浜高の先輩でもある伊藤将からも刺激を受けている。このオフは一緒にキャッチボールをし、アドバイスを受ける日々を送る。「もちろん同じ左ピッチャーとしてライバル関係になってくる。一緒にローテも回れたら良いと思うんですけど、競争だと思うので勝っていけるようにやっていきたいです」と奮闘を誓った。この日はABCラジオ「ラジオで虎バン」に出演した。