日刊スポーツ評論家25人が開幕前に行った順位予想の“答え合わせ”で、トップだったのは浜名千広氏(52)。的中数よりも、予想順位と実際の順位の誤差をマイナス点で加算し、マイナス16ポイントで最も誤差が小さかった。福岡を拠点に評論家として活動する同氏はパ・リーグを制したオリックスにソフトバンク戦での強さを感じていた。
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優勝ですか? 順位そのものはあまり当たってないのでどう言えば…。難しかったですねえ。攻撃面では1番と3番を固定できそうなチームを上位で予想しましたが、オリックスの優勝は…。交流戦から1番福田がはまって上向いた感じでしたね。それと、中嶋監督になって作戦面で隙がなくなりました。捕手目線で相手の心理を読んで、その上をいくワナをかけていた。ソフトバンク戦でのオリックスに印象的なプレーが2つありました。
1つは7月11日。同点の8回にソフトバンクは柳田がヒギンスから勝ち越しソロ。その後1死満塁として甲斐がスクイズを仕掛けます。ヒギンスのエラーが絡んで一挙2点が入り、3点差に。なお1死一、三塁です。ここでオリックスは前進守備で、セカンド安達、ショート紅林を前に出します。打者・谷川原が初球ファウルした後の2球目、オリックスはショートを二塁寄りへ動かしていました。一塁走者の甲斐が走ると分かっていて、バッテリーにボールを外させ見事に二塁でアウト。
4年連続日本一のソフトバンクを相手に8回に3点を勝ち越されてからのプレーです。ホークスベンチは気付いていなかったようでした。試合後、工藤監督は先発の宮城を攻略できた点をコメントしましたが、敗れたオリックスの隙のない戦い方に強さを感じ、優勝を予感しました。
もう1つは10月9日。オリックスは6回2死一、三塁で一塁走者の安達が盗塁を仕掛けます。甲斐が二塁へ投げる瞬間、三走のモヤは好スタートを切って1点を奪います(安達は挟殺プレーでアウト)。甲斐はモヤの走力を踏まえ、三塁を見ずに投げています。中嶋監督は甲斐の肩の強さ、「モヤの足ならスタートを切らないだろう」という相手心理を読んでいました。こういう野球ができる強さ。打つ、守るだけではない部分が多く見受けられました。優勝したオリックスと2位だったロッテとのわずかな差はこのあたりにあると感じたシーズンでした。(日刊スポーツ評論家)



