オリックス山本が勝利、防御率、奪三振、勝率の投手4冠を獲得した。
この4部門が1位は06年斉藤和(ソフトバンク)以来12人目。勝率は2位宮城(オリックス)と1分8厘差で、10月25日の最終登板で敗戦投手になっていれば逆転されたが、残り3部門は差があった。2位との差が5勝、防御率0・50、50奪三振、勝率7分5厘を「大差」に設定すると、山本は3部門が該当。4部門とも大差はおらず、3部門で大差の4冠は38年秋のスタルヒン(巨人)80年木田(日本ハム)に次いで3人目だ。
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特に、注目したいのが防御率。今季5敗目を喫した5月19日時点では2・37だったが、同28日から最終登板まで15連勝中の防御率が0・91。連勝中の防御率が0点台で15連勝以上は3人目になる。最終的に防御率は1・39まで良くなり、2位宮城との差は1・12。2位につけた差としては70年村山(阪神)の0・97を上回り最大で、プロ野球史上初めて1・00以上の差をつけた。防御率1点台の投手が何人も誕生した時代と違い、今季のパ・リーグは平均防御率が3・48。リーグ防御率と山本の差は2・09あった。2位との差、リーグとの差がともに10傑入りしている防御率1位投手は80年木田、13年田中(楽天)山本の3人だけだ。
2年連続で投手4冠は過去にいない。2年連続3冠も57、58年稲尾(西鉄)だけで、57年は勝利、防御率、勝率、58年が勝利、防御率、奪三振。稲尾は勝率と奪三振が1年ずつで、同一タイトルで2年連続3冠もまだいない。3部門で大差をつけた山本が来季はタイトルをいくつ防衛できるか楽しみにしたい。【伊藤友一】



