来季は先発に転向する楽天西口直人投手(25)が、今季セ・リーグ投手2冠の中日柳裕也投手(27)から制球力を学び取る。

今季はロングリリーフなどを務めプロ初勝利を含む5勝を挙げてブレークした右腕は「一番はコントロールの部分。同じフォームで常に投げられる分、同じところに投げられる。コントロールがいいピッチャーが長いイニング、先発で活躍できると思うので」と合同自主トレに意欲を示した。

一昨年まで元中日の吉見一起氏と自主トレを行っていた縁もあり今回の“弟子入り”が実現した。カットボールやスライダーなど変化球の投げ方にも興味はあるが、最大の関心は安定性の追求。「投げ方とかを見ていても下半身がブレない。自分は日によってフォームとか変わってしまうことがあるので、そういった再現性の部分。下半身をどう使えば、ずっと同じフォームで長いイニングを投げきれるか学びたい」と話した。さらなるブレークへ、今季セ界で奪三振王と最優秀防御率に輝いた右腕から多くを吸収する決意だ。