広島ケムナ誠投手(26)が今オフの退寮を機に独り立ちを誓った。日本文理大からプロ4年目の今季まで寮生活。今オフから広島市内で人生初の1人暮らしを始めている。

190センチの長身右腕は料理男子の一面を持ち、「野菜炒め」や「メンマの辛味炒め」を得意とする。「成績が悪ければ寮を出て自己管理ができなくなったと言われる。成績をしっかり残さないといけない。自分で栄養バランスを考えながら、調べたり聞いたりしながらシーズンを戦える体をつくっていきたい」。投球とともに料理の腕前も磨く。

今季は2年連続40試合に登板も、防御率や奪三振率は昨季から悪化。約1カ月半2軍生活を送った。今オフは長身を生かした力強い投球を取り戻そうと、連動性を高めるためのトレーニングを続ける。入団5年目の来季こそ、投手としての独り立ちを目指す。