西東京支部選抜がベスト4に進出した。1年生大会だが、リトルシニアのチームがない地元石垣島から、軟式野球をしている中学3年生を中心とした選抜チームが参加。守備や走塁のスピードはさすが3年生だったが、硬式ボールに不慣れで投打の面で西東京支部選抜が上回った。

先発の清水翔(東京日野)が好投。4回を完全に抑えた。打線は3回に先頭の7番森田結悟(福生)の右前打を足場に、1番に入った清水の2点適時二塁打、3番大鳥源太(武蔵府中)の適時打で3点を先制。清水が1点を奪われた5回には足を絡めて4安打で4点を奪って突き放した。6回からリリーフした高村海誠(富士河口湖)が2回を抑えて、7-1で快勝した。

清水は「スライダーでストライクが取れる時は調子が良くて、今日はストレートと変化球での組み立てができた。西東京支部の豪華なメンバーがそろっていて、楽しい大会です」と笑顔を見せた。

10月に支部で参加希望者の中からセレクションを行ってチームを組んだ鈴木浩明監督(小平)は「投手が安定している。清水はストライクゾーンに投げれば大丈夫と思っています」と話した。

ダブルヘッダーの準決勝では、同じリトルシニア関東連盟の東関東支部選抜の強打に屈し、決勝進出はならなかった。