阪神は28日、女子野球チーム「タイガースWomen」の22年度新入団として、日野口加奈(ひのぐち・かな)外野手(18)、前田葵(まえだ・あおい)内野手(18)の2選手を発表した。

173センチの日野口は大阪出身で蒼開高から入団。背番号は8。右投げ左打ちで広角に打ち分けられる長距離打者。今夏に行われた全国高校女子硬式野球選手権の初戦では先頭打者アーチを記録し、俊足を生かした守備範囲と強肩も魅力となる。

日野口 幼い頃から大好きだった阪神タイガースの女子チームに入団できて光栄です。飛距離では男子に負けないぐらいのバッティングと広い守備範囲がセールスポイントです。たくさんの方々に驚きと感動を与えられる選手になりたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

170センチの前田は大阪出身で岐阜第一高から入団。背番号は2。右投げ右打ちで走攻守3拍子そろった大型内野手。12月には高校女子硬式野球選抜チームの一員としてエキシビションマッチに出場し、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏から遊撃内野安打を放った。

前田 阪神タイガースの名に恥じないよう、責任を持って全力でプレーします。鳥谷敬選手を目標とし、走攻守すべてにおいてレベルの高い選手になりたいと思っています。チームの勝利に貢献できるよう精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします。

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野原祐也監督はチーム活動2年目に向けて「今回入団する両選手は攻走守そろった将来有望な大型選手で、近い将来チームの主軸、さらには日本代表にもなり得る素材だと思っています。今から指導できることを楽しみにしています。この2選手を新たに加え、チームとしても来シーズンは全国で勝てるチームに成長したいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」とコメントした。