広島西川龍馬外野手(27)が新相棒選びのため、振り込んでいる。

社会人・王子時代から長さも重さも1度も変えなかったバットを今季、シーズン途中に米大リーグのフアン・ソト(ナショナルズ)モデルに変更した。打線の中軸と期待されながらも、スタートにつまずき、4月は一時打率を2割3分6厘まで落とした。打撃感覚が思うように上がらない中、わらをもつかむ思いでチームメート坂倉が練習用で持っていた同モデルのバットを借用した。応急処置でしかなく、シーズン終盤には堂林のバットで試合に出ていたほどだった。

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最終的にはチーム最多137試合に出場し、打率2割8分9厘、12本塁打、60打点を残した。ただ、自己評価は厳しく、「あの数字では誰もついてこない」とばっさり。契約交渉時に球団から提示された背番号変更も断った。

オフに入り、従来のモデルとともに、新たに2パターン新調した3つのバットを振り込んだ。「ビタッとハマるバットを探している。1月の自主トレ中には決めたい。ある程度、これかなというものはある」。打棒復活へ向けて、新相棒の見極めを続けていく。