遥人よ、来季はフル回転だ! 阪神岩崎優投手が静岡市内でプロ野球静岡県人会が主催する野球教室&ミニトークショーに参加。同郷の後輩左腕にゲキを飛ばした。

トークショーで「来年は高橋が1年間投げるので、優勝します」と本人に代わって宣言。「彼が活躍しないと私が出てきませんので」とハッパをかけた。高橋はプロ入りから故障が多く、現在も左肘手術のリハビリ中。「競争に勝ってチームに貢献できるように。岩崎さんにバトンをつなげられたらいいな、と思います」と先輩の思いを胸に刻んだ。

この日は静岡県内在住の少年、少女約30人に指導。キャッチボールでは「投げるだけじゃなくて捕るのも練習」と投球フォームを身ぶり手ぶりでていねいに指導した。東京五輪で獲得した金メダルを披露すると、参加者から「わ~!」と歓声が上がった。「代表も初めて経験させていただき、こうして金メダルの一員になれたことができて本当にいい年でした」と侍ジャパンの経験は今後に生かす。

シーズンでは0ゲーム差の2位に終わり、「非常に悔しい結果になりました」と悔しさを隠さなかった。来季2年目を迎える佐藤蓮にも「同じ静岡なのでがんばってほしい」と励ました。思い描くのは高橋-佐藤蓮-岩崎の静岡リレーだ。「そうなるといいですね。出るだけじゃ困るので、3人で活躍したいですね」。来季は新守護神候補の最有力候補に挙がり、投手陣の柱としての自覚は十分だった。【三宅ひとみ】