初心忘るべからず-。DeNAドラフト1位の小園健太投手(18=市和歌山)が、三浦監督からの金言を胸にスタートを切った。

この日、神奈川・横須賀市内の「DOCK」で新人合同自主トレがスタート。三浦監督から「今日の気持ちを忘れずに」と訓示を受け「今の気持ちを忘れずにやっていこうと思った」と心に刻んだ。

指揮官の経験則からの言葉だった。高田商からプロ入り。通算172勝を積み上げたが、苦しかった時に心の支えになったのが、入団時の思いだった。「奈良からどういう気持ちで来たかは頑張れる1つの材料になりましたし、ハマスタのマウンドで投げたいという気持ちを思い起こせた時に頑張れたのは何回もありましたから」と話した。

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指揮官から背番号「18」を引き継いだルーキーは「やってやるぞという気持ち」を全身で表現した。キャッチボールでは軸足でしっかりと立ち、バランス良くボールを投げた。昨年末は市和歌山でロッテ1位の松川を相手にブルペン入り。体の仕上がりは順調で、三浦監督から「体つきを見ても、将来楽しみだなとあらためて思った」と太鼓判を押された。【久保賢吾】