しごき上等です! 阪神佐藤輝明内野手(22)が、井上一樹ヘッドコーチ(50)の猛ゲキを受けて立つ意気込みを明かした。9日、同期の中野らとともに、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場での自主トレに初見参。視察に訪れていた井上ヘッドから、2月の沖縄・宜野座キャンプでの早出特守など、スパルタ特訓を予告された。昨季終盤、体力不足もあって大失速した苦い教訓を胸にパワーアップを期す。

◆佐藤輝1年目の沖縄・宜野座キャンプ 新人は指定されたトレーニングメニューがあったが、それ以外はほぼ他の1軍ナインと同じメニューを消化。初日の屋外フリー打撃では、中越えの推定135メートル弾を含む89スイング中9本の柵越えを披露。対外試合デビュー戦の2月9日の日本ハム戦(宜野座)では、右腕の鈴木健からプロ初アーチを決めた。同18日のDeNA戦(宜野湾)では伊勢から、電光掲示板を越える推定140メートルの特大弾をマーク。キャンプ実戦は11試合で打率3割6分6厘、2本塁打、9打点で開幕1軍に突き進んだ。