日本ハム立野和明投手(23)が11日、名古屋市守山区にある「修験道場大本山倶利加羅不動寺」で滝行に挑戦した。

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昨年12月から地元名古屋市で自主トレをともにする中日笠原、DeNA東も同行。「1年間ローテーションを守り、ケガをしない」。「規定投球回をクリアする」。「2桁勝利を挙げる」。滝行の約1分間、上半身裸で滝に打たれながら立野はつぶやき続けた。

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不動寺では、中日柳が昨年の開幕前に滝行に挑戦し、セ・リーグの最優秀防御率、最多奪三振を獲得するなどブレークした。森下瑞堂住職(63)も「立野さんは滝に打たれている中、水と一体化して気が染みこむ感じがした。活躍する」と太鼓判を押した。

日本ハムは新庄新監督が指揮を執る。「新庄監督が注目を浴びてくれている。それに僕らが応えないといけない。監督を口だけと言わせないようにしないといけない。例年よりプレッシャーを感じる」。右腕は水をしたたらせ新指揮官に勝利を届けることを誓った。

立野は愛知・豊山町出身で中部大第一から東海理化を経て19年ドラフト2位で入団。昨季終盤に先発ローテに食い込み初勝利を含む11試合4勝3敗、防御率2・45で2年目で才能を開花させた。荒行を3年目の飛躍につなげる。