DeNA東克樹投手(26)が11日、名古屋市守山区にある「修験道場大本山倶利加羅不動寺」で滝行に挑戦した。

【滝行】中日笠原祥太郎「すっきりした。清められた」気温7度でも一心不乱に滝行>

この日は、昨年12月から地元名古屋市で自主トレをともにする中日笠原、日本ハム立野も同行。気温7度と冷え込む中で、一心不乱に滝に打たれた。

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「1年間ケガなく先発ローテーションを守り切る」。水に打たれながら、東は今季にかける思いをつぶやいた。昨季、中日柳が最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを初獲得。開幕前の昨年3月に同寺で滝行して飛躍した話を聞き、挑んだ。

17年ドラフト1位でDeNAに入団し、1年目に24試合11勝5敗、防御率2・45で新人王に輝いた。しかし、肘を痛め20年にトミー・ジョン手術。20年は登板なしで終え、昨季は終盤戦列に復帰、3試合に登板し1勝2敗だった。「笠原さんのチェンジアップを習得しようと取り組んでいる。しっかり練習してモノにしたい」。昨年12月から笠原らと続ける名古屋市内での自主トレで完全復活への手応えも口にした。

投手3人で続ける自主トレは1人欠員がいる。昨年1月までは同年8月に急逝した中日の木下雄介さんもメンバーだった。「練習中も思い出すし、話も出てくる。木下さんの分までがんばりたい」。自主トレメンバー最年長で、リーダーシップをとってくれた恩人の面影を胸に、5年目の飛躍を思い描いた。