野球だけに染まる生活が始まった。ロッテのドラフト4位、秋山正雲投手(18)は「やっぱり(ウオーミング)アップの長さを感じます」と、そんな毎日に充実感を覚えている。

東京・二松学舎大付で甲子園にも出場した。キャンパスは皇居のすぐそば、千鳥ケ淵。グラウンドや合宿所は千葉・柏市の手賀沼のそば。毎日、JRや東京メトロで通っていた。

「電車の中では寝てるとか…寝てるくらいですね。授業が終わって、寮に戻って食事して」

駅からの移動時間を含めれば往復3時間。「平日はもしかしたら他校より(練習時間が)短いかもしれません」という中で、大舞台でも好投できる力を身につけてきた。今はもう、寮と浦和球場が片道徒歩5分。「野球をやるには、すごく良い環境だなと思います」と喜ぶ。ドラフト1位松川らからは「アッキー」と呼ばれるようになった。

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野球が仕事だからこそ。「(トレーニングでも)1個1個の効き目を詳しく教えてもらえるので。それを自分でも理解しながらできているので、プロの世界は違うなと思います」。まだ18歳。まずは職住接近の毎日に慣れることから。焦らずに吸収し、憧れの小島の背中を追う。【金子真仁】