ロッテのドラフト3位、広畑敦也投手(24=三菱自動車倉敷オーシャンズ)の存在感が強い。

14日、新人合同自主トレは第2クールに入った。とにかく表情が明るい。「なるべく雰囲気良くやろうと。自分が一番上なので(同世代のドラフト5位)八木と話し合ったりしながら。(同2位で大卒の)池田とかも盛り上げてくれているので。高校生が緊張しないように」。高卒ルーキーの同4位秋山からも「広畑さんとか、年上の方々が話し掛けてくれるので」と感謝の声が出る。

社会人時代もエースにしてムードメーカーだった。出社は朝6時半。「がっつり社会人やっていたと思います」。徹底的に走り込む時間も、テレビで野球を見る時間も限られるほどのハードな日常。「大学までは走れる方だったんですけど、2年間やらなかったらダメだなと思いました」。合同自主トレではランメニューでやや苦戦しているが、それをごまかさない。

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寮でもバイタリティー豊かだ。コーヒースペシャリストの資格を持ち、早くも年下のルーキーたちにコーヒーを振る舞っているという。「最近みんなカフェオレにはまってるみたいで」。この日は佐々木朗ともあいさつ。あいみょんの「マリーゴールド」の弾き語りをした入寮時には、年齢では4歳下の右腕に160キロのヒミツを聞くことを楽しみにしていた。「今日くらい聞きに行こうかなと思ってます。ギターを弾きながら。あいみょん好きらしいので」。1日中、全力投球だ。【金子真仁】