ロッテの育成ドラフト4位、村山亮介捕手(18=幕張総合)が16日、ロッテ浦和球場での新人合同自主トレに参加した。午前中はグラウンドで汗を流し、午後からは体力測定を行う予定となっている。

3年夏の千葉県大会は初戦(2回戦)で敗れた。一方でドラフト1位の松川虎生捕手(18=市和歌山)はセンバツにも出場し、大きな注目を集めていた。今、同じ場所にいる。

「彼はドラフト1位で、自分は育成の4位っていう。言ってしまえば一番上と一番下で」

立場は客観視しながら、気後れする必要はない。「経験も動きもやっぱり、やってきたレベルが違うなとは感じています。ただ、その差を埋めるためにも彼よりも練習することが大事だと思っているので」と、むしろ大きな刺激にしている。

支配下契約を勝ち取ることがまずは目標になる。1つしかない捕手のポジション。同年齢である以上、今後も比較はされる。

「比較されるのはしょうがないというか、それは当たり前だと思うので。比較されることを逆手に取って、逆に自分が比較されても上になれるくらいの練習をこれからしていきたいと思います」

戦いは始まったばかりだ。【金子真仁】