巨人桑田真澄投手チーフコーチが制球力アップのためにキャンプ中の「ブルペン大改造案」を披露した。21日、都内ホテルで行われたスタッフ会議に出席。

「コントロールはランニングしたり、ウエートしてつくものじゃない。やはりブルペンで投げないとコントロールは身につかない。マウンドという傾斜を使って、練習をして身に付けていってもらいたいなと思っています」と投手陣の指針を示した。

3位に終わった昨季のデータに注視し「ストライク率とか、ゾーン率とか四死球とかっていうのは、全てセ・リーグで最下位なんですよね。そういったものを改善したいと。そうはいっても、2、3%悪いんですよね。2、3%で勝負が決まる。2、3%を上げることができたら、劇的にまた変わることもできると思う。意識してやれば僕は絶対にできると思ってますので」と分析した。

斬新なアイデアで課題克服を促す。「まず1つは18・44メートルで思ったところに投げられないのであれば、それを17・44にするとか。それでも難しいようであれば、16・44でもいいですね。少年野球の距離が16メートルですかね。近い距離で自分の制球力がどれぐらいあるかというのを調べて、どれぐらい良くなったかというのも比較できるような、そういうブルペンを作りたいと思ってます」とブルペンの大改造計画を披露。投手陣の制球力の“ビフォーアフター”に注目したい。