昨年10月に楽天から戦力外通告を受けた牧田和久投手(37)が24日、日刊スポーツの取材に応じた。

現役続行を目指し、社会人時代に所属した日本通運で自主トレを継続。4~5勤1休のペースで調整を続ける。 「どうなるかはわからないですけど、そこ(NPB)に戻る気持ちはずっと持ち続けてやっています。声を掛けていただいた時にしっかり動けるように」

すでにブルペンでの立ち投げも始めた。自主トレではダッシュ、アジリティなどで下半身を強化しながら、キャッチボールの時間を長めに設定するなど、テーマを持ちながら体づくりに励む。

「これまでと同様に、キャンプに行くまでと同じ準備をしています。立ち投げですけど、投げられる状態です」

昨季は17試合に登板し、0勝0敗2ホールド、防御率3・31。1軍では9月4日の登板が最後で、翌5日に登録を抹消されて以降、1軍登板はなかった。その一方でイースタン・リーグでは29試合に登板し、2勝1敗3セーブ、防御率0・33と格の違いを示した。

西武時代には新人王を獲得し、侍ジャパンでは守護神も経験。メジャーリーグのパドレスでもプレーした。「準備だけはしっかりとしながら、待つだけだと思います」。現状では去就は未定だが、家族、友人、かつてのチームメートからサポートを受けながら、オファーを待つ。【久保賢吾】