広島からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している鈴木誠也外野手(27)が25日、マツダスタジアムを訪れ、球団職員やスタッフ、自主トレに訪れていた選手らに別れのあいさつをした。

約3時間、マツダスタジアムに滞在。改めて広島という地に対して「楽しかった。いろんな思い出が詰まっている」と感謝の念を抱いた。「(チーム)全員には会えていない。コーチには会えないので、ちょっと残念」と名残惜しそうに球場をあとにした。

今後はマツダスタジアムを利用せず、関東で自主トレを行う予定。「(移籍先の球団が)決まっていないので気持ちの入り方も今までとは違う。どこにモチベーションを持っていって(練習を)やったらいいのかなと思う」と、MLBの全業務が凍結状態になっているロックアウト下での苦悩も吐露した。

「今のところ(調整は)全然悪いところもない。いい状態でやれている」。黙々と汗を流し、朗報を待つ。