今季から楽天に加入した西川遥輝外野手(29)が、先輩の優しさに触れた。28日、仙台市内の楽天生命パークで自主トレを公開。ビジターとして何度も訪れた球場が、ホームとなってから初めて足を踏み入れ「ロッカーだったりとかは初めて入らせてもらったので、イーグルスに入ったんだなとちょっと実感がわきました」と笑顔をみせた。

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室内練習場では、1人で黙々とランニングやダッシュを繰り返した。すると突然、岸が並走をするように。西川は「多分気を使ってくれて走ってくれたんだと思います。入団が決まってからも、面識がなかったが連絡をいただいて。気さくで優しい方だと思いました」と感謝した。

これまでは対戦相手だったが、今季からは一緒に戦う仲間。「みんなには違和感でしかないと言われます」と控えめだったが、13年以来のリーグ優勝と日本一へ全力で貢献しようという気持ちは同じ。1月は沖縄県内で自主トレを行い、スプリント練習と打撃練習を大幅に増やした。「情けない姿は見せられない。すごく体の状態はいい」と新天地での気合は十分。“楽天西川”として、やるべきことを全力でやる。「(打順は)何番を打つか分からないですし、どのような役割を言われるか分からないですけど、塁に出るというところでは変わらない。もう1度、出塁率4割を目指してやりたい」と意気込んだ。