BIGBOSSだけでなく、複数の球団が30日、春季キャンプを張る各地に入った。昨季のパ・リーグ王者オリックスは宮崎に到着。投手4冠と沢村賞に輝いたエース山本由伸投手(23)は2年ぶりに観客が入ることを楽しみにし、「投げ込まない」と余裕ぶりを漂わせた。

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大阪からキャンプ地の宮崎に入った山本は「投げ込まない調整」を明かした。「特に投げ込みをするつもりはないです。傾斜を使っての練習はするかもしれないです」。昨春のキャンプもブルペンで1日100球以上は投げず、そのままプロ5年目で初めてシーズン完走。球団新記録の15連勝を含む18勝を挙げ、投手4冠、リーグMVPと沢村賞に輝いており、エースなりの裏付けがありそうだ。

昨年はキャンプ初のブルペン投球は2月4日で、38球。今年の予定を聞かれると、「10日ぐらいですね」とさらにスロー調整となるとした。日本シリーズを戦った昨年は11月末までマウンドに立ち、Bクラス続きの4年目までとオフは異なった。それでも「準備はできています。(オフの)時間はすごく短かったですけれど、しっかり体も整えながらトレーニングもできた。良いオフを過ごせた」と充実感を漂わせた。

実績、契約更改したばかりの年俸3億7000万円も含めて、押しも押されもせぬチームの中心選手。それでも気さくで明るい山本の姿は変わらない。後輩、先輩を問わず質問を受けることも多く、「僕も学ぶことがたくさんです。仲良くやります」と笑顔を見せた。

リーグ2連覇、昨季逃した日本一に向かい、2月1日を迎える。「いよいよ始まるなと実感しています。とにかく良い時間を過ごしたい」。何より2年ぶりの有観客。「(ファン、選手は)お互いにうれしいことだと思う。練習を見ていただけて良かったなと思います」。予定は2月10日。ファンの戻ったブルペンで、威力抜群の剛球をお披露目する。【真柴健】