中日が3日の沖縄キャンプで、1軍紅白戦登板投手を決める「ストライクテスト」を行う。

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ブルペンで直球のみ10球×3セットを投げ、「受験生」17人のうちストライク率上位12人が合格となり、11、13日の紅白戦に出場できる。発案者の落合英二ヘッド兼投手コーチ(52)は「狙ったところに投げるのがプロ。投げる能力を身につけ、そこから抑える能力をつけてほしい」と説明した。

1軍は大野雄ら8人を除いて梅津、高橋宏ら13人、2軍からはマルク、松田、加藤翼、福島の4人と若手中心のテストとなる。落合コーチは「どれだけストライクを投げられるか」とし、不合格となった5人にも7日に打者相手のライブBP(実戦想定の投球練習)での追試も準備している。こちらも直球のみ30球で「どうファウル、空振りを取れたり、凡打にできたりするか。試合では抑えられる能力があるよ、となれば当然残る」と続けた。

テストを翌日に控え、落合コーチは投手陣の予習ぶりに厳しい目を向けた。「(テストへの)練習をしている子は1人もいなかった。変化球を練習したりしている。クリアしなければ変化球を投げる機会もない」とバッサリ。「結果が出れば入れ替わりもある」と、早くも1、2軍のメンバー入れ替えに触れた。

秋季キャンプでは1時間投げ続けるメニューを課すなどアイデア豊富な新任コーチらしい試みで、若竜投手陣のサバイバルが開幕する。【伊東大介】

◆実戦選抜テスト参加者

【1軍】

橋本

梅津

高橋宏

佐藤

岡野

鈴木

笠原

清水

藤嶋

山本

近藤

上田(育成)

松木平(育成)

【2軍】

マルク

松田(育成)

加藤翼(育成)

福島(育成)