阪神梅野隆太郎捕手が打撃力アップへ新兵器をゲットした。契約するSSK社がプロゴルファー松山英樹らが使用するイオミック社と野球用に共同で、厚さ0・3ミリの新型グリップテープを開発。昨季まで使用していた0・8ミリや0・5ミリから薄くなった分、より素手感覚でバットを握れる。1月から試している梅野は「昨年の半分くらいは違うメーカーのものを巻いていた。今まで以上にフィット感がある」と感謝。薄い分、バットのバランスは変わらず、オリックス吉田正らも0・3ミリタイプを導入している。

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昨季はチャンスに強く、リーグ2位の得点圏打率3割2分1厘をマークしたが、通算は同2割2分5厘で規定打席到達者では最下位の32位。終盤は打撃不振でベンチを温める日々も続いた。「滑らないことで安心感がある。スプレーもいらないくらい。パワーは伝わりやすい」。新兵器も味方に、打てる捕手になる。