ともに広島育成の二俣翔一捕手(19)、持丸泰輝捕手(20)がそろって安打でアピールした。

二俣は6回の三塁守備から途中出場。1-0の7回2死一、三塁、カウント2ボールから鈴木優投手(25)の真ん中寄りの直球を迷わず振り抜き、左前適時打を放った。「三塁に走者がいて2ボールになって、フォークはないと思った。真っすぐ1本で待っていたらストライクゾーンに(真っすぐが)来た。それをしっかり振れた」。捕手出身らしい配球の読みを見せた。

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7回の捕手守備から途中出場の持丸も結果を出した。2-1の9回1死。20年巨人ドラフト1位の平内龍太投手(23)の直球を左前に運んだ。「ボールにコンタクトすることだけを考えて。今日は今日でまた切り替えて。少ない出場機会で内容の濃いものを出したい」。

70人まで登録できる支配下選手。広島はメジャー挑戦を目指している鈴木誠也外野手(27)を除くと、66人が登録されている。残り数少ない“椅子”を目指して背番号3桁戦士の猛アピールは続く。【前山慎治】