楽天ドラフト5位松井友飛投手(22=金沢学院大)が、豪快な投球を見せた。

6回に4番手として登板。先頭の塩見への2球目に153キロを計測。カウント2-2からチェンジアップで空振り三振を奪った。四球と左前打で1死一、二塁のピンチを招いたが、赤羽、松本友をチェンジアップで連続の空振り三振。1回1安打無失点3奪三振でマウンドを降りた。

普段はノーワインドアップだが、この日はセットポジションを貫いた。体のブレを解消させ、しっかり立つことで安定感を増すように自ら考えて取り組み始めた。「とにかく今は結果にこだわってやっています」。石井GM兼監督からは「ピンチに動じず、カウント負けしてる状況でも腕を振れた。投げっぷりの良さというか、なんとかしがみついてやろうというところは見えた」と評価された。生き残りのため、試行錯誤中。貪欲な姿勢で、開幕1軍を狙う。