若牛打線爆発! オリックスはオープン戦開幕となったソフトバンク戦(宮崎アイビー)で15安打8得点の猛攻を見せ、白星スタートを切った。

スタメン最年少は19歳の来田で最年長が30歳のラオウ杉本の平均24歳のヤング打線を組んだ。千賀、2番手和田の先発ローテーション投手から、6回までに15安打8得点を奪った。中嶋聡監督(52)は「(相手は)調整登板でしょう」と前置きしながらも「テレビで見てたような人たちですからね。新しい選手たちが名前負けしないように。これがトップのクラスだと感じるには良かったのかなと思います」と収穫を口にした。

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なかでもドラフト4位の渡部遼人外野手(22=慶大)は3安打猛打賞&1盗塁と躍動。「名のある投手からヒットを打てたのは素直にうれしい」と喜んだ。試合直前のロッカールームで千賀の投球動画を確認し「タイミングが合ったのが生きた」と充実の表情だった。

3番に座った20歳紅林弘太郎内野手(20)も猛打賞を記録。昨季10月10日の対戦で千賀の150キロ直球を左手首付近に受けても骨折しなかった“奇跡の男”は、この日の3安打に「たまたまです」とケロリ。理由は「投手の仕上がりも、まだまだ(開幕まで)1カ月ある。調整段階だと思うので」とさらり。指揮官は20歳和製大砲候補に「うーん。褒めたら調子に乗るから言わん」と愛あるコメント。リーグ連覇へ戦力の底上げは必要不可欠。若手の台頭が頼もしい。【真柴健】