楽天田中将大投手が抜群の調整ぶりを披露した。先発して4回を無安打2四死球無失点。今季初実戦だった2月22日の練習試合から数えると、ともにヤクルト相手に7回を被安打ゼロに抑えた。

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6つのアウトでゴロを打たせ「打者の芯を外す投球はできていたと思う。前回から順調に調整できて、ステップアップできたかなという気持ちでいます」と納得の出来栄えだった。

ギアを上げた。味方に2失策が出た3回2死一、三塁のピンチで丸山和を2球で追い込む。最後は外角低めにツーシームを沈めて三ゴロに仕留めた。「そんなに意識したわけじゃないですけど、先頭と2死から、1つの回にエラーが2つ出た。こういうところを抑えるのも大事なので、気持ちを入れ直した部分はありました」と本塁を死守した。

球場表示では直球の球速帯は140キロ台前半だったが、球団のスピードガンでは最速148キロを計測。「打者との間合い、ゲーム勘はイニングを重ねれば研ぎ澄まされていくもの。まだまだ状態を上げていける部分はある」。まだ調整段階。されど登板間隔が2週間空いた影響など感じさせない、仕上がり具合だった。【鎌田良美】

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