阪神は10日、西宮市内の球団事務所で「第20回阪神タイガース・阪神甲子園球場暴力団等排除対策協議会 報告会」を開いた。百北幸司球団社長(61)が報告書を兵庫県警察本部に提出。今後も暴力団などの介入を徹底して阻止することを確認した。

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百北球団社長は以下のようにコメントした。

「関係各所の皆さまとともに、地道な努力を積み重ねてまいりました暴排活動により、プロ野球界の暴排意識は年々高まりつつあるものの、依然として暴力団はその生き残りをかけて、潜在化、不透明化の傾向を強め、活動も多様化かつ巧妙化していることから、プロ野球界にとっては、まだまだ安心できない状態が続いていると言えます。我々球団としましては、引き続き、関係各所の皆さまとの連携を強化し、暴力団等の反社会的勢力ならびにその影響下にある悪質応援団等に対し断固たる姿勢を堅持しつつ、監督・コーチ・選手、フロント職員に対し、暴力団の脅威を啓発し、それらとの関係を完全に遮断することで、お客様が安心して観戦でき、かつ選手がプレーに専念できる環境を提供できるものと考えます。今後におきましても、兵庫県警察本部、甲子園警察署のご指導のもと、暴排活動に積極的に取り組んでまいりたいと思います」