6番手争い最終決戦だ。広島遠藤淳志投手(22)と小林樹斗投手(19)が開幕ローテーション6番手の座を狙い、オープン戦日本ハム戦(マツダスタジアム)に登板。

先発の遠藤は4回無失点と好投した。6回から3番手で登板した小林も3回無失点の快投。2人のうちどちらかが開幕カードDeNA戦(横浜)の3戦目に先発濃厚。椅子を奪うのはどちらか-。最終ラウンドは来週に持ち越された。

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開幕まで2週間を切った。広島の開幕ローテーション争いは日ごとに熱さを増している。開幕ローテは開幕投手内定の大瀬良のほか、森下、九里、床田、玉村が当確。残りは1枠だった。6番手候補の1人、先発遠藤は日本ハム打線を4回3安打無失点。「ここまで来たら先発で投げ抜きたい」と、先発への熱い言葉を口にした。

もう1人の候補小林は6回から登板し3回1安打無失点。譲らなかった。「もう結果を出し続けないと開幕ローテには入れない。何とか最後の1枠に入れるように次もゼロで帰ってこれるようにしたい」。6番手の椅子をめぐって激しい火花が散っている。

佐々岡真司監督(54)は1週間後の20日オープン戦ソフトバンク戦(マツダスタジアム)で遠藤を起用し、同日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)で小林を起用する方針を明かした。指揮官は「そこでもう1回最終判断をする」と、最後の最後まで6番手候補を見極める。

遠藤が「僕が(開幕ローテに)入るんだという気持ちで日々過ごす」と語れば、小林も「負けたくない。結果にこだわる」と気合を入れた。

6番手に選ばれた投手が27日DeNA戦(横浜)の第3戦に先発濃厚。遠藤か小林か-。最後の最後まで目が離せない。【前山慎治】