チーム最年長40歳の阪神糸井嘉男外野手が超人健在をアピールした。

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3点を追う6回1死。第3打席で石川の141キロ速球に対し「しっかり振れた」と左中間のホームランテラス席に運ぶオープン戦2号でチーム初得点を刻んだ。2回は139キロフォークを中前へはじき返し、3打数2安打。オープン戦打率を3割1分6厘まで上げたが「結果出さなあかんから。それだけです」とまだまだ満足はしていない。

オープン戦はDH、代打が続いていた。この日は初めて左翼7番で先発。出番のなかった「グラブを金庫に入れておこうかなと」と冗談めかしたが、「まだグラウンドで駆け回りたいので」とロハスとの定位置争いで譲るつもりはない。7回には佐藤輝にも1号が飛び出し、近大出身コンビのアベック弾で全3得点。「いい緊張感を持っている」と話す超人の奮闘がチームの大きな刺激になっている。