巨人が4時間3分の熱闘に競り負け、20年以来となる開幕3連勝を逃した。

初回、開幕直前に痛めた左内腹斜筋筋損傷を完治させて出場選手登録された坂本主将の先制適時二塁打と、岡本和と中田の「ON」2者連続アーチで4点を先制。先発のドラフト3位赤星優志投手(22)が6回1失点と好投した。

リードを守ったままリリーフ陣にバトンを託したが、8回に高梨が2失点。9回はデラロサも2失点で追いつかれ、延長10回に直江が2点を勝ち越された。

試合後、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。

【ニッカン式スコア】27日の巨人-中日戦詳細スコア

-先発赤星は6回1失点

「ね! ナイスピッチングですね。みんなでね、お兄ちゃんたちがそれを守って、あげればよかったけど、ですね」

-9回と10回で5四死球と制球力は課題

「まあまあ、それはもうね、常に課題はありますからね」

-2試合連続セーブの新守護神・大勢は2連投だったので今日は使わない予定

「彼の力は借りずに、とにかく先輩たちで何とか守り抜こうということでした」

-坂本がいきなり4安打

「いいスタートをきったと思いますね」

-練習前にベンチ前で話されていたのは、いけるかどうかの確認

「まあ、そういうことですね」

-追いつかれた9回も一打サヨナラの場面まで作った

「ねえ!粘り強く戦ってはいますね、まあやっぱり8回、9回、やっぱりうちのリリーフ陣のトップ2が、何とか(してほしかった)っていうところはね、あります。直江はなかなか責められないところだと思いますね」

-9回1死一塁から相手の失策で二塁となったところで、それまで犠打を試みていた打者広岡に監督自ら声をかけたのは

「切り替えていこうなっていう。彼はチームのための打席(犠打)であったけれども、急きょ、自分の打席になったわけだからね」

-開幕カードは2勝1敗で勝ち越し

「まあいいスタート、きれたと思いますね」