西武ドラフト2位佐藤隼輔投手(22)がプロ初勝利を挙げた。筑波大出身の「国立の星」は日本ハムを相手に、5回4安打無失点。国立大から直接指名された投手は過去10人いるが、初登板、初勝利は初めての快挙だった。

【関連記事】西武ニュース一覧

佐藤は1日1回、六面立体パズルを手にする。「心を落ち着かせる」ためだ。もともと筑波大3年時に「コロナ禍で暇だったので」とチーム内にブームが到来し、流れに乗るように始めた。それから遠征などの「キャリーバッグには基本入れるように」。もちろん寮の部屋にも置いてあり、1日1回完成させるのが、ルーティンとなった。

「1分半ぐらい」で完成させられるそうだが、大学の時はタイムは追求していなかったという。ただ、プロ入りして意識の変化も!? チームメートの水上は、調子がいい時ならば「30秒」ほどで完成させることもある。佐藤は「教わっておきます」といい、「20秒とかでそろえられたらかっこいいじゃないですか」とニヤリ。特技と胸を張って言えるようにすべく、六面立体パズルの実力も伸ばしていく。【上田悠太】