阪神がまたも課題の救援陣が崩れ、逆転サヨナラ負けを喫した。

【ニッカン式スコア】29日の広島-阪神詳細スコア

今季初勝利がかかったゲームは、1点リードで9回へ。守護神カイル・ケラー投手(28)が1死満塁のピンチを招いて降板。首脳陣は湯浅京己投手(22)を投入したが、西川に2点タイムリーを浴びた。

阪神は開幕戦で最大7点をリードしながらリリーフ陣が崩れて逆転負けを食らっていた。これで開幕4連敗。95年以来27年ぶりの屈辱にまみれた。

矢野燿大監督(53)は交代を告げたケラーについて「空振りもね、取れるボールがないし、どうしても1人に対する球数も増えてきてしまっているので。状態的にはやっぱりまだしんどいかな、というところで代えた」と語り、「後ろ(抑え)っていうのは外す」と明かした。

▼阪神の開幕4連敗は95年に5連敗して以来、通算8度目。86年までの4度は巻き返して最終的にAクラス入りしているが、88年以降の3度はいずれも最下位に終わっている。今季は盛り返せるか。

▼5位タイで並んでいたDeNAが勝ったため、阪神は単独最下位に転落した。開幕4試合目で単独最下位は、14年(●○●●)以来。