中日立浪和義監督(52)が打順と守備位置を大幅変更して本拠地開幕戦に臨んだが、0-4で就任初の完封負けを喫した。

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3番にベテラン大島を入れ、13年目で初めて左翼起用。中堅岡林、右翼根尾の強肩コンビを配置した。打順も開幕から5番を託した木下を7番に降格。昨季ロメロに5打数3安打の根尾に6番に入れたが、打線は先発ロメロに8回まで3安打無得点。9回は三嶋に締められた。

「(大島、岡林の)1、2番は動かしたくなかったが、クリーンアップが1人足りない。根尾の肩はスタメンで生きる。岡林も守備範囲が広い」。開幕直前に高橋周が左足首捻挫で離脱した。ディフェンスを重視する一方で、3番は19年から2年連続最多安打の大島に託した。だが、新主軸3人での安打は、阿部の1本だけに終わった。

ミスタードラゴンズの本拠地初采配に2万8088人が来場。「せっかく応援に来ていただいて申し訳ない」と謝罪も口をついた。「速い球がある。逃げずに向かっていって欲しい」。初連勝を逃した指揮官は、30日に初登板初先発する高橋宏に本拠地1勝目を託した。【伊東大介】

▽中日小笠原(本拠地開幕先発で7回3失点で初黒星) 牧選手の前に走者を出し本塁打を打たれ、流れを相手に渡してしまった。しっかり反省したい。

▽中日大島(公式戦初の左翼スタメンに) 与えてもらった場所で頑張ります。