阪神は延長12回の激闘の末、今季両リーグ初の引き分けになった。11回には1死一、二塁のサヨナラ機を築いたが小幡が空振り三振、代打坂本が右飛に倒れた。12回も守護神栗林に抑えられた。

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土壇場でリリーフが力投した。同点の10回からは湯浅が登板して、まずは3者凡退。11回は無死一塁でバントを好フィールディングで二塁に送球し、併殺を完成。西川を150キロ外角速球で見逃し三振に抑え、2回無失点で切り抜けた。

この日は先発藤浪が4回3失点で降板すると、5回以降は継投へ。桐敷、浜地、小川、アルカンタラと抑え続けた。9回は岩崎が1死一、二塁のピンチで後続を断った。救援7投手の無失点リレーが光った。

打線も粘る。3点劣勢の4回、大山の左越え2号本塁打で反撃。5回に糸井の左犠飛で1点差に迫った。さらに6回は代打ロハスが右越えの同点適時打。必死に流れを引き戻した。

今年は開幕から9連敗を喫し、6日DeNA戦(甲子園)でセ・リーグ史上最速となるシーズン11試合目での10敗目に達していた。

▽阪神湯浅(延長10回からの2回を無失点) 初の回またぎでしたが、不安なくマウンドに立つことができました。結果的に2イニングをゼロに抑えられて、自分の役割を果たすことができました。