今季初勝利を挙げた日本ハム伊藤大海投手(24)が、5回にマウンド上で思わず“土下座ポーズ”をしてしまったシーンについて真相を明かした。

「『あ、ボールかー』と思って。僕、もうガッツポーズしちゃってたので、顔を表に向けられない状態だった。審判さん(石山球審)に怒られちゃいましたけど、全然審判に(何かを思う)とかじゃなくて、恥ずかしさが勝ったってだけです」。

勝利投手の権利を得るまで、あと1死と迫った5回2死一塁の場面だった。レアードに対してカウント1-2からの4球目、148キロ直球を外角低めへ投じた。見逃し三振を奪った自信があった伊藤は、投げ終わると「ヨッシャー」と叫んだが、判定はボール。喜びから一転、両膝から崩れ落ちて土下座のようなポーズで一瞬、うなだれてしまった。

すぐに笑顔で立ち上がったが、石山球審から注意され、すぐに「すいません」と反省。気を取り直して、レアードは遊ゴロに抑えて今季初勝利の権利を得ると再度、石山球審に帽子を脱いで謝った。「フィールドでも謝って、帰ってからも謝り倒しました」と、誤解を生むようなアクションになってしまったことを猛省していた。