西武バーチ・スミス投手(32)が来日初登板で無安打投球を続ける快投を見せたが、7回で降板した。150キロ超えの速球を主体にロッテ打線をねじ伏せた。許した走者は4回の福田秀への四球だけ。福田秀をけん制で刺し、盤石の投球で7回まで96球、打者21人で片づけた。

【ニッカン式スコア】19日の西武-ロッテ戦詳細スコア

だが7回後にベンチで首脳陣らと話し合い、8回のマウンドには上がらなかった。デビュー戦でのノーヒットノーランなら87年の近藤真一(中日)以来の快挙だった。

一方のロッテは佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成し、さらに17イニング連続無安打を継続しているが、この日の打線はピンチに立たされた。

しかし西武2番手の平良が8回にロッテ菅野に二塁打を許し、Hランプが灯ってしまった。継投でのノーノーは過去5度あったが、チームとしても快挙を逃した。