苦労人「なべじい」が待望のプロ初勝利をつかんだ。阪神渡辺雄大投手(30)が同点の6回に2番手で登板し、1イニングを無失点に抑えた。7回に味方が大量6点を奪い、勝利投手になった。

▼30歳7カ月の渡辺がプロ初勝利を挙げた。阪神在籍中の日本人投手が、30歳以上でプロ初星は2リーグ分立後3人目。福間納31歳1カ月(82年8月14日巨人戦)伊藤和雄30歳6カ月(20年6月27日DeNA戦)以来。

▼前述2人のうち、福間はロッテから81年途中にトレード移籍しており、渡辺と同じく救援左腕。83年69試合、84年77試合登板はいずれもチーム最多。85年には58試合で8勝5敗1セーブと大活躍し、日本一メンバーとなった。