ロッテ佐々木朗希投手(20)の次回先発が、6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に決まった。2日、井口資仁監督(47)が明らかにした。4月には完全試合、13者連続奪三振、52人連続アウトなどの偉業を成し遂げ、現在はリフレッシュのため登録抹消中。中11日で再び、主役となる舞台に上がる。しばらくは、各球団がエース級をつぎ込むケースが多い金曜日に先発する見込み。サンデー朗希の次は、金曜ロウキショーの幕開けだ。

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ノスタルジックな夕日が「おかえり」とばかりに迎えてくれる。佐々木朗の次回登板について、井口監督が「金曜? 一応、その予定ですね」と明かした。6日のソフトバンク戦は午後6時に開始予定。日曜昼に快投ショーを演じてきた主人公が、リフレッシュして金曜夜に戻ってくる。

完全試合に数々の記録、映画のような1カ月間だった。2日、佐々木朗はZOZOマリンでの練習後に「全体的に疲れてるな」と中6日で投げ抜いた日々を振り返った。6日の先発予定を告げられた上で、4月25日に登録抹消になった。

「緊張感が中6日だとずっとある感じなので、それも少し、気持ち的にもリフレッシュしたりしながら調整してました」

一度入ったブルペンも「間隔が空くので、体が軽くなりすぎないようにというところだけ確認して」が主な目的。強度を落とし、時には映像で登板を振り返りつつ過ごした。“ロウキの休日”を経て、次回が近づく現在は「前回の登板前とかよりは、いいコンディションになってるかなと思います」と実感する。

しばらくは“花金”を盛り上げる。井口監督は「金曜日ないし、天候によってまた変わってくるとは思いますけど、とりあえず金曜日で回せたらなとは思ってますけどね」と近々のスケジュール構想を話した。佐々木朗、石川、ロメロと防御率上位の3人が3連戦に固まるため、首脳陣はそこへの対応も視野に入れる。

最短で西武戦3戦目の5日にも先発できるが、6日を託された。井口監督はかねて、カード初戦を重要視してきた。開幕投手クラスがしのぎを削るのがプレミアムな金曜日だ。6日もソフトバンクは中5日で千賀が先発予定。奪三振数12球団1、2位(2日現在)の投げ合いが実現すれば、どんな名シーンが生まれるのだろうか。

リフレッシュで再び加速する。この日も、キャッチボールする河村のグラブに強烈な音を響かせ続けた。「しっかり長い回を投げられるように、いい準備ができたら」と備える。豪快に投げ勝ち、2週間ぶりに主役の座に-。勢いづけば、翌週に待つ2022年唯一の“13日の金曜日”だって怖くない。【金子真仁】

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