巨人直江大輔投手(21)が、好投で1軍再昇格へ猛アピールした。

1回2死一、二塁、オリックス佐野如の中前適時打で先制を許すも、以降は安定した投球を披露。直球だけでなく、カーブ、スライダー、フォークを制球良く投げ込み、5回4安打1失点3奪三振と存在感を示した。

4年目の今季は開幕から1軍で、リリーフとして6試合に登板し、0勝1敗、防御率3・18を記録。4月28日に出場選手登録を抹消されてからは2軍初登板となった。「久々の先発でしたが、回を重ねるごとに感覚が良くなっていくのが身体で感じとれたことがすごく良かったです」と今季最長の5回83球のマウンドに手応えを口にした。

1軍投手陣では、エース菅野が右肘の違和感で離脱し、ルーキーの赤星も3日の広島戦(マツダスタジアム)で3回1/3を12失点(自責3)で、この日に登録を抹消された。先発もリリーフもこなせる直江が、2軍から安定感を示して1軍登板の機会をうかがう。