首位攻防第1ラウンドは、巨人が今季最多の13失点で完敗した。

1回にアダム・ウォーカー外野手の6号ソロで先制したが、先発の堀田賢信投手(20)が踏ん張れない。2回に追いつかれると、3回無死満塁からヤクルト村上にバックスクリーンに満塁アーチを食らった。その後2死までこぎつけたが、7番長岡に四球を与えて降板。2回2/3を6安打5失点でKOされ、2敗目を喫した。

2番手平内は1回1/3を無失点に抑えたが、3番手の大江から菊地、鍬原、高梨と救援陣も失点を重ねた。

試合後、原辰徳監督(63)の主な一問一答は以下の通り。

-先発投手が3回で降板すると展開は苦しくなる

「うん、まあ、ね。やっぱり、いくら若い投手といってもね、先発ピッチャーの重さというものがね、そこで感じてもらわないといけませんね」。

-3回2死で四球を出した時点での交代はやむなし

「そうですね。やっぱり、連戦中のゲームというのはね、先発ピッチャーに懸けるというのは強いところだけどね、断腸の思いですよ、そこもね」

-球速が良い時に戻ってこないと

「そうですね。やっぱりコンディションが下がっているようだと話にならない。コンディションが上がってくる中でね、じゃあ五分五分だったら若い選手を使おうというところの判断ですからね。ただやっぱりコンディションが下がるという点ではね、もう晩年を迎えた選手ではないわけだからね、そこは本人、大いにやっぱり反省、対策、今後の、という部分は重要になってくるでしょうね。まだ若い堀田といえどもね、プロでローテーションを守ろうとするピッチャーなわけだから、そこはやっぱり、我々は子どもだと思って彼をマウンドに上げているわけじゃないわけだから、そこはあえて厳しくね、言う必要はあるだろうし、そこの中で本人が、プロでローテーションを守る投手というのは厳しい大変な世界なんだということはね、思わないといけませんね。我々も思うような教育をせないかんね」

-中山がプロ初安打、初盗塁、初得点

「そうですね。元気があるよね」

-中継ぎ陣も踏ん張りどころ

「まあでも、やっぱり勢いをつけてしまうと、リリーフの人たちというのは大変。そういう点では、先発ピッチャーっていうのは責任は重い。(調整の)時間も、練習の部分においても。そういう部分というのはね、そこは思わなきゃダメだよね。ヒット全部とは言わないとしても、7割8割くらいは、堀田の心のところにしっかり受け止めないといけないね。子どもだと思ってマウンドに上げてるわけじゃないんだから。そこはあえて、教育をするという点においては、伝える必要はある、と判断しました」

-吉川が抹消された

「早めに、そういう方が(抹消した方が)、早めに帰ってきてくれるんではないかなというところですね」

-願わくば最短の10日で1軍に戻ってきて欲しい

「そうですね、そうですね」

○…新外国人の巨人シューメーカーが“QSマシン”と化す。7日ヤクルト戦(東京ドーム)で今季5試合目の先発を務める。ここまでの4試合では、いずれもクオリティー・スタート(6回以上自責3以内)を達成。得意のゲームメーク力で本拠地初白星を挙げるべく「長いイニングを投げて、チームが勝てるように頑張ります」と力を込めた。