巨人が連敗を5で止めた。1点を追う3回に「反撃の巨人」が発動した。3番に打順を上げたポランコがDeNA大貫から左翼席へ4号同点ソロ。続く4番岡本和が134キロ変化球をすくい上げ、左中間席へ12号ソロ。2者連続アーチの1発攻勢で試合をひっくり返した。8回には中田の犠飛と大城の適時打で追加点。リードを3点に広げた。

先発したエース菅野は6回5安打1失点。本調子とはいかなかったが、100球の粘投で耐えしのいだ。前回登板の4月29日阪神戦は右肘の違和感を訴えて、3回2失点で降板を直訴した。中12日での復帰マウンドで4勝目をつかんだ。ヒーローインタビューでは「よかった部分と悪かった部分と両方あるので、次の登板に向けて修正して、またマウンドに上がりたいなと思っています。今日の1勝でいい流れになると思う」と話した。

チームは吉川、坂本の主力を離脱で欠く苦しい戦いが続く。5月は2勝7敗と黒星が先行する。大苦戦した黄金週間が終わった。エースの復帰星、主砲の1撃で再浮上への1勝をもぎとった。「超・反撃の巨人」と化して進撃する。

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