オリックスの新外国人、ジョー・マッカーシー外野手(28=レンジャーズ3A)の入団会見が13日、本拠地の京セラドーム大阪で行われた。マッカーシーは191センチ、100キロの堂々とした体を、バファローズのユニホームに包んで登場。「チームに加わることができてわくわくしている。球団からオファーを受けてからSNSなどでドーム球場のこと、日米の野球の違いなどをチェックしてきた」と準備をしてきたことを示唆した。

メジャーでの実績は20年ジャイアンツでの4試合で10打数無安打のみだが、マイナーでは通算45本塁打。昨年は3A74試合で3割5厘、15本塁打、55打点の成績を残した。「自分は粘り強い打者だし、守りでも貢献できる。個人の(目標の)数字は挙げないが、チームに貢献するよ」と約束。コロナ禍に見舞われ、得点力不足に苦しむチームの救世主として期待される。

今後については「実戦からちょっと遠のいてるということもあって、実戦をできるだけしていけるようにという話は(首脳陣と)させてもらいました。おそらく、2軍でという形で」とまずは2軍で臨戦態勢を整える。日本野球への対応については「自信があるか、ないかと言われたら、イエス!」と力強く答えた。1年契約で推定年俸は9000万円。背番号は14を背負う。

会見後、マッカーシーは試合前練習でグラウンドに出てきた1軍メンバーにあいさつ。そのまま練習に参加し、中嶋監督が見守る前でフリー打撃も行い、1本サク越えを打ち込んだ。

◆ジョー・マッカーシー 1994年2月23日生まれ、米国出身。バージニア大から15年ドラフト5巡目でレイズ入り。19年から21年まではジャイアンツに所属し、20年にメジャーデビューし、4試合で無安打。22年からレンジャーズ。191センチ、100キロ。左投げ左打ち。愛称はマック。