オリックスのブレイビック・バレラ内野手(30)が9回の打席途中で負傷して代打を送られた第4打席で、バレラに空振り三振が記録された。

状況を整理する。バレラはカウント2-1からの4球目を空振りした際に顔をゆがめて、異常を訴えた。オリックス中嶋監督はプレー続行が無理と判断して、代打で佐野如一外野手(23)を打席に送った。佐野如はカウント2-2からの打席で“初球”を空振り。三振となってベンチへ引き揚げたが、打数と空振り三振の記録はバレラに付き、佐野如には何も記録されなかった。

なぜか。公認野球規則【9・15(b)】に答えがある。

「打者が2ストライク後退いて、代わった打者が三振に終わったときには、最初の打者に三振と打数とを記録し、代わって出場した打者が三振以外で打撃を完了した(四球を含む)場合には、すべてその代わって出場した打者の行為として扱う。」

バレラが負傷してしまった4球目の空振りで2ストライクとなっていたため、代わって出場した佐野如が3ストライク目の空振りをして三振となってもバレラの記録となった。仮に、佐野如が四球や安打を放っていれば、佐野如の記録となっていた。

 

▽オリックス田嶋(7回2失点の力投も今季初勝利ならず)「もっとリズムよく、ストライク先行のピッチングをしたかった。要所要所でバックにしっかりと守ってもらいながら、なんとか粘って7回まで投げ切れたところはよかった」

オリックスニュース一覧