打って打って打ちまくった。巨人ポランコが88年クロマティの球団外国人記録に並ぶ、9打数連続安打を決めた。2打席連続四球で迎えた6回無死一、二塁の第3打席。中日高橋宏の148キロ直球を右翼へはじき返した。反撃ののろしを上げる適時二塁打に、大きなガッツポーズで喜んだ。

3点を追う7回1死一、二塁は祖父江の外角148キロ直球を逆方向へ。左翼線への適時二塁打で、9打数連続安打、11打席連続出塁。「打撃感覚もいいし、ボールがしっかり見えている。コンタクトをすることを意識して続けています」と絶好調が止まらない。

8回の第5打席は中飛に倒れ、12日DeNA戦から続いた記録は途切れたが「グッドです」と、納得の3打数2安打2打点4出塁。逆転劇を演出する活躍でチームを3連勝に導き「反対方向もヒットが出ているのは、スイングのメカニック的にも非常に良い証拠」とうなずいた。4日前まで2割3分3厘だった打率は、2割7分8厘と急激な上昇カーブを描く。原監督も「存在感がある。このままずっとというわけにはいかないでしょうけど、ステップアップの材料にしてもらいたい」と期待を寄せる。メジャー通算96発男の実力はまだまだこんなもんじゃない。【小早川宗一郎】

 

▼新外国人のポランコが12日DeNA戦から2四球を挟んで9打数連続安打。連続打数安打のプロ野球記録は91年レイノルズ(大洋)03年高橋由(巨人)の11打数で、9打数以上は10年9月のフェルナンデス(西武)以来20人、21度目(巨人は8人目)。外国人選手では6人、7度目となり、来日1年目に記録したのは91年レイノルズに次いで2人目。

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