阪神が両リーグ「最遅」の52試合目で20勝に到達した。昨季は12球団最速の29試合目だった。52試合目での到達は1950年の2リーグ分立後、球団6番目に遅い。同最遅は87年の76試合目。

初回無死一、二塁、3番大山悠輔内野手(27)の右翼への適時二塁打で先制。さらに無死二、三塁から4番佐藤輝明内野手(23)の中犠飛で1点を追加した。その後、2死二塁となると6番糸原健斗内野手(29)が右中間を破る適時二塁打を放った。

阪神は試合前まで直近4試合でわずか3得点。複数得点は、22日巨人戦(甲子園)の2回に4点を挙げて以来、42イニングぶり。3回にも佐藤輝の適時三塁打で1点を追加し、貧打を脱却した。

前日27日はロッテ佐々木朗に6回無得点に封じられながらも、9回に佐藤輝に11号ソロが飛び出し勝利。160キロ超の直球に高速フォークを交える「完全男」と対戦した翌日、140キロ前後の直球にカーブ、チェンジアップを投じる左腕佐藤奨を攻略した。

中7日で挑んだ先発青柳晃洋投手(28)は完投は逃したが、ハーラートップタイの5勝目を挙げた。ロッテ戦は過去2戦2敗だったが、3年ぶりの対戦で初勝利。再び規定投球回に乗り、防御率セ・リーグトップとなった。

ロッテとの交流戦は18年6月19日(甲子園)から●○●○●○●○と「ヌケヌケ」が続いていたが、17年以来5年ぶりに連勝した。

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