巨人が「シン・勝利の方程式」で進撃を開始する。14日、川崎市内のジャイアンツ球場で全体練習を実施し、リーグ再開初戦となる17日の中日戦(バンテリンドーム)へ再始動した。ここまで67試合を終え36勝31敗の2位で、首位ヤクルトと7ゲーム差。折り返しと言われるオールスターまで残り32試合あるが、原辰徳監督は「もう折り返し、というぐらいの気持ちで戦う必要はありますね。ギアがあるならサードくらいに入れないとだめだよね」と戦闘モードを高めた。

勝機を確実にものにすべく、8回からのマウンドは最速166キロのビエイラと同159キロの大勢で固める。12日楽天戦で約2カ月ぶりに登板して2回無失点のビエイラに、原監督は「8回にいてくれると6、7回が非常にバリエーションが出てくる。そういうつもりでと思っています」と明言。昨年19セーブの剛腕から、9回は現在21セーブの大勢へ-。新旧守護神の新タッグで、12球団ワースト272失点の投手陣に安定感と信頼感をもたらす。

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