ロッテが完封負けした。8回2死に荻野が初安打するまでは、西武松本にノーヒットノーランのペースで抑えられた。

新外国人右腕のロベルト・オスナ投手(27)の1軍合流に伴い、外国人選手枠の関係で、遊撃スタメンが多かったアデイニー・エチェバリア内野手(33)が2軍再調整となった。

レオネス・マーティン外野手(34)も打率1割台と不調が続く現状ではあるものの、井口資仁監督(47)は試合後の報道対応で「現状、マーティンみたいなタイプはいない」と、戦略上の理由でエチェバリアが抹消となった経緯を明かした。マーティンはこの日、8回に代打出場し二ゴロに倒れた。

抹消となったエチェバリアはこの日、ZOZOマリンの試合前に守備練習などに励んだ。井口監督は「エチェバリアもまた、抹消期間が明ければすぐに入れ替えもできるんで、そのへんはシーズン終わるまで、レアードも含めてですけど競争だと思います」と、この日は4番に座りながら4打数2三振に終わったブランドン・レアード内野手(34)も含め、助っ人野手3人のサバイバルを続けていく方針を明かした。

なお、この日はイースタン・リーグで好調の茶谷健太内野手(24)が1軍に昇格し、遊撃スタメン出場。好守があったものの、打撃では凡打3つに終わった。遊撃レギュラー格の藤岡裕大内野手(28)はコンディション不良から復帰し、この日は2軍戦で遊撃でフル出場したものの、井口監督は「まだまだ、万全じゃない限りは上げようと思っていないので」と話しており、しばらくは2軍戦で試合勘を戻していくことになりそうだ。【金子真仁】