オリックス打線は9安打7四死球も1得点に終わり、天敵の日本ハム上沢に18年4月24日から10連敗を喫した。

9回まで3者凡退なしも、14残塁の打線に中嶋聡監督は「もちろん、対策を立ててやっているんですけど、(試合で)実行しなかったら、全然意味がない。自分勝手にやられても困る」と嘆いた。打撃コーチやスコアラーがデータ収集し、上沢の対策を練ったが、打線は機能せず。穏やかな口調から、語気を強め「(作戦を)本気で聞いているの? って疑っちゃいますよね。どうしても…ね」と腕を組むしかなかった。

トンネルを抜け出す光は見えていた。2点を追う7回2死一、二塁。6番マッカーシーがこの日3安打目となる左中間適時二塁打を放った。一気に同点…と思われたが、一塁走者の吉田正は足のコンディションが万全ではなく、三塁を回れず。三塁コーチャーの風岡内野守備走塁コーチも両手を広げてストップをかけるしかなかった。

守備の乱れもあり、完投した山岡は2失点(自責0)で今季4敗目。これで借金3。なかなか投打がかみ合わない。【真柴健】

 

○…オリックス安達了一内野手(34)が日本ハムオリックス11回戦(札幌ドーム)の3回の守備から負傷交代した。球団によれば、これまでに左膝を痛めており、大事を取っての交代となった。今後は患部の状態を確認し、様子を見る。

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